親イラン集団、AIレゴ動画でトランプ揶揄拡散
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親イラン系の若手活動家集団「Explosive Media」が、AIで生成したレゴ風アニメ動画を通じて、トランプ米大統領を揶揄する情報発信を強めています。2026年2月の開戦以降、十数本の動画を投じ、主要SNSで数百万回の再生を集めました。米誌WIREDが4月9日に報じました。
最新作は、トランプ氏が「文明丸ごと消し去ることはしない」と表明した直後に公開されました。湾岸諸国首脳と結託するトランプ人形や、「石器時代に戻せ」と書かれた赤いボタンを押すイラン当局者が登場し、停戦条件として示された10項目の提案にも触れる作りとなっています。末尾では白旗を手にタコスを食べる姿を描き、「Trump always chickens out」の頭文字「TACO」を揶揄の軸に据えています。
同集団は2025年にYouTubeで政治評論チャンネルとして出発しましたが、再生数は伸び悩みました。しかし2026年2月以降、AIツールを駆使して脚本・制作・編集まで一貫して手掛けるレゴ風動画に路線転換したところ、TikTokやX、Instagramで急速に拡散しました。使用ツールの詳細は明かしていません。
集団はイラン政府との関係を否定しますが、ほぼ遮断されたイラン国内でインターネット接続を維持できている点から、専門家は関与を疑っています。戦略対話研究所のモスタファ・アヤド氏は、「米国民の関心や不満のツボを巧みに突き、紛争をイラン側の視点で手軽に理解させている」と分析します。集団はイラン系メッセージチャンネルで250万超のフォロワーを持つと自称します。
イラン政府系アカウントも情報戦でAIを積極的に活用しています。ジンバブエ大使館はホルムズ海峡の鍵を失ったと投稿し、チュニジア大使館はトランプ氏が白旗を掲げて専用機から降りるAI動画を拡散しました。アヤド氏は「今回の紛争で、レゴ動画ほど語られ再拡散されたコンテンツはない」と指摘し、AIとユーモアを組み合わせた新たなプロパガンダの威力を警告しています。