Google、調査AI Deep Research Maxを公開
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Googleは2026年4月21日、自律型調査エージェントDeep ResearchとDeep Research Maxの2種類を、Gemini APIの有料枠でパブリックプレビューとして公開しました。両エージェントはGemini 3.1 Proを基盤とし、単一のAPI呼び出しでウェブと企業内データを横断した調査レポートを自動生成します。速度重視のDeep Researchと、拡張推論で網羅性を高めたMaxという二段構成です。
最大の特徴はModel Context Protocol(MCP)への対応です。これにより、開発者は社内データベースや金融データ端末などの独自データソースをDeep Researchに接続し、公開情報と非公開情報を組み合わせた分析が可能になります。Googleはすでに金融データ大手のFactSet、S&P; Global、PitchBookとMCPサーバー設計で協業しています。
もう一つの注目点は、レポート内へのチャートやインフォグラフィックのネイティブ生成機能です。従来はテキストのみの出力でしたが、HTMLやNano Banana形式で高品質な図表を直接埋め込めるようになりました。さらに、調査計画の事前レビュー機能やリアルタイムストリーミングも追加されています。
性能面では、Deep Research MaxがDeepSearchQAベンチマークで93.3%(2025年12月時点の66.1%から大幅向上)、Humanity's Last Examで54.6%を達成しました。GoogleはこのエージェントをGeminiアプリ、NotebookLM、Google検索、Google Financeと同一基盤で動作する開発者向けプラットフォームとして位置づけています。
一方で、新エージェントはAPI経由でのみ利用可能で、Geminiアプリの一般消費者には未提供という点に批判も出ています。Google Cloudでのエンタープライズ向け提供は近日中に開始予定です。