OpenAIがChatGPT Images 2.0を公開、推論と多言語テキスト生成を統合

推論統合による画像生成

Oシリーズ推論機能を統合
Web検索で最新情報を反映
1プロンプト最大8枚同時生成
キャラクターの一貫性を維持

テキスト描画と多言語対応

英語テキストの高精度レンダリング
日中韓含む非ラテン文字に対応
インフォグラフィックや漫画を生成
2K解像度と柔軟なアスペクト比

提供体系と競争環境

全ユーザーに基本機能を無料開放
有料プランでThinking機能を提供
GoogleMicrosoftとの競争が激化
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OpenAIは2026年4月21日、ChatGPT Images 2.0を全世界のChatGPTおよびCodexユーザー向けに公開しました。今回のアップデートでは、同社のOシリーズ推論機能が画像生成に統合され、プロンプトに対してモデルがWeb検索やレイアウト設計を行ったうえで画像を生成する「エージェント型」のアプローチが導入されています。知識のカットオフは2025年12月に更新されました。

最大の技術的進歩は、テキスト描画の精度向上です。かつてAI画像生成の弱点とされていた文字の崩れが大幅に改善され、メニューや雑誌の表紙、科学図表など密度の高い構成でも正確な文字を生成できるようになりました。さらに日本語、韓国語、中国語、ヒンディー語、ベンガル語など非ラテン文字の描画にも対応しています。ただし非英語言語では一部不正確な出力も報告されており、今後の改善が期待されます。

機能面では、1つのプロンプトから最大8枚の画像を同時に生成でき、キャラクターやオブジェクトの一貫性を保持したまま漫画のシーケンスやソーシャルメディア用グラフィックの作成が可能です。解像度は最大2Kに対応し、アスペクト比は横長の3:1から縦長の1:3まで柔軟に設定できます。アーキテクチャは「ゼロから刷新」されたとのことですが、拡散モデルか自己回帰モデルかは非公開です。

提供体系は3層構造で、無料ユーザーには基本モデルを開放し、PlusおよびProユーザーにはWeb検索や複数画像生成を含むThinking機能を提供します。API向けにはgpt-image-2モデルが公開され、4K解像度のベータ版も用意されています。前モデルのGPT-Image-1.5はデフォルトから外れましたが、APIでのレガシーサポートは継続します。

競合環境では、GoogleNano Banana 2MicrosoftのMAI-Image-2がすでに市場に投入されており、画像生成AIの性能競争は一段と激しさを増しています。OpenAIは安全対策として、AI生成画像への透かし付与や選挙干渉防止のポリシーを堅持する姿勢を示しました。企業ユーザーにとっては、単なる画像生成ツールから「視覚的な情報整理システム」への転換点となる可能性があります。