MicrosoftとOpenAI、独占解消し新契約を締結

契約再編の骨子

OpenAIクラウドで提供可能に
Azure独占が終了、AWSへ即日展開
Microsoftのライセンス期間を2032年まで延長
AGI条項を撤廃し将来モデルへのアクセス確保

収益構造の変化

OpenAI収益の20%Microsoftが取得
他社クラウド経由の収益も対象に
Azure OpenAI収益のOpenAIへの分配は廃止
Microsoft約27%の持分を維持
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MicrosoftOpenAIは2026年4月、長年の独占的パートナーシップ契約を大幅に再編しました。最大の変更点は、OpenAIが自社の製品・サービスをAzure以外のすべてのクラウドプラットフォームで提供できるようになったことです。発表翌日にはOpenAIAWSへの最新AIモデル提供を発表し、Microsoftの最大のクラウド競合への進出が即座に実現しました。

収益面では、MicrosoftChatGPTやAPIプラットフォームを含むOpenAI収益の20%を受け取る構造が維持されます。これにはAWSなど競合クラウド経由の収益も含まれます。一方、従来MicrosoftOpenAIに支払っていたAzure OpenAI収益の20%分配は廃止され、一方向の収益共有へと変わりました。Microsoftは引き続きOpenAIの営利部門の約27%を保有しています。

技術面では、長年両社の関係を規定してきたAGI条項が撤廃されました。従来はAGI達成時にMicrosoftOpenAIの最先端モデルへのアクセスを失う仕組みでしたが、この制約がなくなったことで、Microsoftは将来のモデルにも継続的にアクセスできます。非独占ライセンスの期限も2030年から2032年に延長されました。

背景には、AmazonOpenAI500億ドル規模の契約を結んだことや、OpenAI内部でMicrosoftとの独占契約が企業顧客へのリーチを制限しているとの不満があったことがあります。Microsoft側もAnthropicGoogleのモデル活用を進めており、両社の関係は緊密な技術協力から財務的な提携へと性格を変えつつあります。