Sierra、9.5億ドル調達で評価額150億ドル超

急成長する事業規模

Fortune 50の40%超が顧客
ARRが11月1億ドルから2月1.5億ドルへ
数十億件のAI対話を処理

プラットフォーム拡張

4月に自律エージェント構築ツール発表
自然言語で専用エージェントを生成
Tiger GlobalとGVが主導
企業AI体験の世界標準を目指す
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Bret Taylor率いるAIスタートアップSierraが、Tiger GlobalとGV主導で9億5000万ドルの資金調達を実施しました。ポストマネー評価額は150億ドルを超え、手元資金は10億ドル以上に達します。同社はこの資金を活用し、AIを活用した顧客体験の「世界標準」を目指すと表明しています。

Sierraの成長速度は目覚ましいものがあります。約2年前にわずか4社のパートナーから始まった同社は、現在Fortune 50企業の40%以上を顧客に持つと公表しています。年間経常収益(ARR)は2025年11月に1億ドル、2026年2月には1.5億ドルと急伸しており、プラットフォーム上のエージェントは住宅ローンの借り換えから保険請求処理まで、数十億件の対話を処理しています。

4月にはエージェント構築ツール「Ghostwriter」を発表しました。ユーザーが自然言語で要件を記述すると、専用エージェントを自律的に作成・デプロイする仕組みです。Taylor氏はHumanXカンファレンスで、多くの企業ソフトウェアはほとんど使われておらず、将来は人が複雑なシステムを操作する必要がなくなると主張しています。

Uber CTOのPraveen Neppalli Naga氏も、エージェントAI導入でAI予算を急速に使い切ったと語る一方、約8000人の技術者が書くコードの10%がAIによる自律生成になったと明かしました。あるチームではエージェントワークフローのみでホテル予約機能を構築し、通常1年かかる作業を半年で完了させたといいます。エンタープライズAIの投資回収が具体化し始めている状況です。