OpenAI Codexがモバイル対応、スマホからコード開発を遠隔操作

モバイル連携の全容

ChatGPTアプリからCodexを遠隔操作
iOSAndroid対応、無料プラン含む全プランで利用可
スレッド管理・コマンド承認・モデル変更をスマホで完結
セキュアリレー層で端末を公開せず同期

エンタープライズ機能の拡充

Remote SSHが一般提供開始
プログラマティックアクセストークンでCI/CD連携
Hooksが正式リリース、プロンプト検証やログ記録に対応
HIPAA準拠をEnterprise向けに提供

AIコーディング競争の激化

週間利用者数が400万人超に到達
Anthropicは2月に類似のRemote Controlを先行投入
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OpenAIは2026年5月14日、コーディングエージェントCodex」をChatGPTモバイルアプリに統合したと発表しました。iOSAndroidの両プラットフォームに対応し、無料プランを含む全プランのユーザーがプレビュー版を利用できます。ユーザーはスマートフォンから、PCやリモート環境で稼働中のCodexに対してタスクの指示、出力の確認、コマンドの承認などを行えるようになります。

技術的には、セキュアリレー層を介して端末間の通信を実現しています。開発マシンをインターネットに直接公開することなく、スクリーンショットやターミナル出力、差分、テスト結果といった情報がリアルタイムでスマートフォンに同期されます。ファイルや認証情報、権限設定はCodexが動作するマシン側に保持される設計です。

同時にエンタープライズ向けの機能も大幅に拡充されました。Remote SSHが一般提供となり、管理されたリモート開発環境への直接接続が可能になりました。CI/CDパイプラインとの連携を想定したプログラマティックアクセストークンプロンプト検証やログ記録に使えるHooksも正式リリースされています。さらに、ChatGPT Enterpriseワークスペース向けにHIPAA準拠のローカル環境利用がサポートされ、医療機関での活用にも道が開かれました。

今回の発表は、AIコーディングツール市場での競争激化を反映しています。Codexの週間利用者数は400万人を超えましたが、AnthropicClaude Codeは企業やエンジニアの間で急速に支持を広げており、同様のモバイル遠隔操作機能「Remote Control」を2月に先行リリースしていました。OpenAISoraの終了など「サイドクエスト」の整理を進め、Codexを中核プロダクトとして強化する方針を鮮明にしています。