Google、エージェント商取引基盤UCPを大幅拡張

UCP決済機能の拡充

Universal Cartが複数小売横断で稼働
Nike・Walmart等でGoogle Pay決済対応
YouTube広告からの即時購入を実現
Affirm・Klarna後払いをGoogle Payに統合

業種・地域の拡大展開

カナダ・豪州・英国へ順次展開
ホテル予約・フードデリバリーに対象拡大
AI Modeからの直接予約を実現

小売向けAIツール群

Merchant CenterにAI表示分析機能追加
Ask Advisor広告・分析を一元管理
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Googleは2026年5月20日、Google Marketing Liveにおいて、エージェント型商取引の基盤であるUniversal Commerce Protocol(UCP)の機能を大幅に拡張すると発表しました。Google I/Oで発表されたUniversal CartやAgent Payments Protocol(AP2)と連携し、AIエージェントによるショッピング体験を本格的に推進します。

中核となるのは、複数の小売業者を横断して機能するUniversal Cartです。消費者はSearch、GeminiYouTubeなど複数サービスで商品をカートに入れ、Google Payで数タップで決済できます。Nike、Sephora、Target、Walmart、Wayfairなど大手小売業者に加え、Shopify加盟店も対象です。小売業者が常に販売主体となる仕組みを維持しています。

広告領域にもUCPが拡張されます。Direct OffersやYouTubeのショッピング広告からその場で購入可能になるほか、AffirmKlarnaによる後払いオプションがGoogle Payに組み込まれます。これにより広告から決済までのファネルが大幅に短縮されます。

地域・業種の拡大も発表されました。UCP対応決済はカナダ・豪州に数か月内に展開し、英国にも順次拡大します。さらにホテル予約やフードデリバリーなど新カテゴリへの参入も進め、SearchのAI ModeやGoogleマップの会話画面から直接予約・注文が可能になります。

小売業者向けには、Merchant Centerに新しいAIパフォーマンスインサイト機能を追加し、AI検索面でのブランド表示シェアを競合と比較できるようになります。また、AIアドバイザー機能「Ask Advisor」がMerchant Center内に搭載され、Google AdsやGoogle Analyticsと連携してリスティングやキャンペーンの管理を支援します。