Alphabet、AI投資資金として過去最大の約850億ドルを株式で調達
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Alphabetは2026年6月、AI基盤整備の資金として約850億ドル(約12兆円)規模の株式公募を実施しました。当初は400億ドルの第1弾を計画していましたが、機関投資家の需要が殺到して応募超過となり、450億ドルに拡大。第2弾の400億ドルと合わせて総額約850億ドルに達し、2010年にブラジルのPetrobrasが記録した700億ドルを上回る史上最大の株式公募となりました。
調達資金はAIインフラとデータセンターの建設に充てられます。Alphabetは2026年の設備投資を1800〜1900億ドルと見込んでおり、これは2022年の約310億ドルから6倍の規模です。CEOのSundar Pichai氏は投資家向けプレゼンテーションで、企業・消費者からのAI需要が供給を大きく上回っていると説明。2027年にはさらなる増額も示唆しました。
Alphabetの業績も好調です。2026年第1四半期の売上高は約1100億ドルで前年同期比22%増。Google Cloudは売上高200億ドル、営業利益率33%を達成し、受注残は前四半期比でほぼ倍増の4620億ドルに膨らんでいます。バリュー投資で知られるBerkshire Hathawayが100億ドル分を購入した事実も、Alphabetの事業基盤への信頼を裏付けています。
この大型調達の成功は、AI業界全体にとっても大きな意味を持ちます。Anthropicの上場準備やOpenAIの動向が注目される中、公開市場の投資家がAI関連銘柄に旺盛な投資意欲を示した形です。ただし、今後5年間で業界全体に約8兆ドルものAI投資が見込まれており、公開市場がこの規模を長期にわたって吸収し続けられるかは、AI企業の資金調達戦略を左右する重要な問いとなっています。