トランプ政権、OpenAIへの政府出資を検討、AI顧問は退任へ
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米国のトランプ大統領は2026年6月6日(米国時間)、AI企業と「米国民が成功の恩恵を受けられる」取引について協議していると表明しました。具体的な社名には触れませんでしたが、CNBCはトランプ政権がOpenAIへの出資を実際に協議していると報じており、政府による主要AI企業への関与が現実味を帯びてきました。
出資で得た株式の一部は、OpenAIが提唱する「公共資産基金」の元手に充てる案が浮上しています。同社の構想では、基金の収益を国民へ直接分配し、保有資産や資本へのアクセスに関係なく、より多くの人がAI主導の成長の恩恵にあずかれるようにするとしています。
この動きは、政府による営利企業の保有に関心を示すトランプ氏の方針と重なります。昨年には経営難の半導体大手Intelに政府が10%出資した経緯があり、左派からも上院議員のバーニー・サンダース氏がOpenAIやAnthropic、xAIに株式で支払わせる一度限りの50%課税を提案するなど、超党派で関心が広がっています。
一方、ホワイトハウスでAI政策を担ってきたシュリラム・クリシュナン上級政策顧問が、6月末に政権を去ることが明らかになりました。同氏はMicrosoftやTwitterなどで製品チームを率い、直近はベンチャーキャピタルAndreessen Horowitzのパートナーを務めた人物です。
クリシュナン氏は退任にあたり、規制よりデータセンター建設を優先した「AI行動計画」などを主な成果として挙げました。今後は米国とその同盟国が抱える課題に取り組む組織を立ち上げる意向で、ワシントン・ポストによれば政権外からトランプ氏のAI政策に影響を与え続ける見通しです。