Google、東大と共同でAI学習効果の研究を開始
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Googleの学習・サステナビリティ担当チーフテクノロジストであるBen Gomes氏が来日し、東京大学の藤井輝夫総長と学生に向けた対話イベントを開催しました。テーマはAI時代における学びの未来で、「本物の学び」の本質と、変化する市場で求められる人間のスキルについて議論が行われました。同社のホワイトペーパー「AI and the Future of Learning」の知見も共有されています。
Gomes氏は、AIが学びのショートカットになるという懸念に対し、AIは好奇心を増幅するツールとして使うべきだと強調しました。真の学びには自ら挑戦し脳を鍛える過程が不可欠であり、AIに答えを求めるだけでは学習にならないと指摘しています。AI時代においては、答えそのものよりも「どのような問いを立てるか」が重要になるという考えを示しました。
教師がAIに置き換えられるかという問いに対しては、明確に否定しました。むしろ教師の存在はこれまで以上に重要になると述べています。Googleの調査では、AIの活用により教師が事務作業で週最大10時間を節約できることが示されており、その時間を生徒との直接的な対話や動機づけに充てることが可能になります。
また、AIの個別指導機能が教育格差の解消に貢献できると説明しました。学習の進度に差がある環境でも、AIが個々の誤解を把握して支援したり、テキストを音声に変換するなどのマルチモーダルな学習オプションを提供できます。GoogleはLearnLMやGeminiといったAIモデルの開発を通じ、教育プロセスを支援する設計を進めています。
さらにGoogleは、東京大学と共同で日本の大学生を対象にしたAI学習効果の実証研究を開始すると発表しました。AIを活用した学習がどのような場面で最も効果的か、また改善が必要な領域はどこかについて、学術的な知見を得ることが目的です。