法務AI新興Sandstoneが30億円調達
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リーガルテックスタートアップのSandstoneは2026年6月9日、シリーズAラウンドで3000万ドル(約45億円)を調達したと発表しました。Lightspeed Venture Partnersがリードし、Mantis VC、SV Angel、Operator Partnersなどが参加しています。同社は2026年1月にSequoia主導で1000万ドルのシードラウンドを完了しており、わずか半年での追加調達となります。
Sandstoneが狙うのは、企業内の法務部門という見過ごされがちな市場です。HarveyやLegoraといった競合が法律事務所向けの法的推論ツールに注力する一方、Sandstoneはインハウス法務チームが日々直面する業務の振り分けやワークフロー管理に焦点を当てています。共同創業者のJarryd Strydom氏は、Slack・メール・Jiraなど複数チャネルから届く案件をAIが自動でトリアージし、ドラフト作成やレビューなどの実務につなげる仕組みだと説明しています。
同社の主要ターゲットは中小企業の法務部門です。Lightspeedが投資を決めた背景には、汎用AIではなく特化型バーティカルAIこそが業務の詳細を理解し真の価値を提供できるという信念があるとStrydom氏は述べています。ワークフロー自動化と関係管理に特化することで、汎用AIツールでは対応しきれない領域をカバーします。
一方、競争環境は激化しています。Anthropicは2026年5月にClaude for Legalを拡充し、判例検索や証言準備などの新機能を追加しました。フロンティアAI企業が法務分野に本格参入するなか、Sandstoneはインハウス法務という独自のポジションで差別化を図る戦略です。