メタ新AI部隊で士気低下、社員「収容所」と不満
現場の混乱
経営陣の対応
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メタの応用AI部隊で社員の士気が著しく低下していると、米誌ワイアードが2026年6月12日に報じました。今週開かれた数千人規模の社内ライブ配信では、ある社員が罵倒の言葉とともに経営陣への抗議を叫び、登壇者が顔を覆う一幕もありました。応用AI部隊は3月に新設され、AI研究を支援する約6500人のエンジニアと製品担当者で構成されています。
複数の現職社員は、配属された業務の単調さに強い不満を示しています。ある社員は現状を「文字どおり収容所だ」と表現し、突然目的を失い同僚とのやり取りもほとんどないまま毎週の課題をこなすだけだと訴えました。別の社員は、AIモデルを試すためのパズル生成などの作業を「魂をすり減らす」と語っています。
問題は応用AI部隊だけにとどまりません。先月のAI関連再編では全社員の1割にあたる約8000人が解雇され、データセンター部門やインスタグラムを含む複数部署で追加業務とストレスが生じました。さらに1600人超の社員が、AI訓練データ生成のために社員のクリックやキー入力を監視する施策の中止を求める嘆願に署名しています。
こうした状況を受け、最高経営責任者のマーク・ザッカーバーグ氏は金曜の社内メモで、一連の組織変更が社内に苦痛をもたらしたと認めました。同氏は「複雑な変更ゆえに過ちを犯した」と述べ、年内の追加大量解雇は行わないと改めて表明しました。一部チームで50対1まで膨らんでいた管理職一人あたりの社員数を制限する計画も示しています。
ザッカーバーグ氏は応用AI部隊を「目的地ではなく経由地」と位置づけ、優秀な人材が今後メタ社内の他の役割に貢献できるようにすると説明しました。しかし配属された社員には参加か退職かの選択肢しかなく、シリコンバレーでは異例の対応として一部は自らを「徴集兵」と呼んでいます。経営陣が現場の信頼をどう取り戻すかが、今後の焦点となりそうです。