OpenAI法人営業統括のゾフ氏、復帰5カ月で再離脱
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米AI大手OpenAIで法人向けAI営業を統括していたバレット・ゾフ氏が、2026年1月の復帰からわずか5カ月で退社したことが明らかになりました。米メディアThe Vergeが報じ、OpenAIも本人の退社を確認しています。ゾフ氏は社内のSlackチャンネルに別れの挨拶を投稿したとされ、取材時点でコメントには応じていません。
ゾフ氏が担っていた法人事業の責任者は、OpenAIにとって要のポジションでした。同社は近年、いわゆる「寄り道」的な取り組みを控え、株式公開(IPO)を見据えて法人やコーディングといった収益の柱に集中する方針を掲げていたためです。中核人材の離脱は、その戦略にどう影響するかが注目されます。
ゾフ氏のOpenAI離脱は今回が二度目です。2024年秋に一度退社し、元OpenAI最高技術責任者(CTO)ミラ・ムラティ氏が立ち上げた競合Thinking Machines Labに共同創業者兼CTOとして参画していました。その後2026年1月にOpenAIへ復帰した経緯があります。
Thinking Machines Labからの離脱は突然でした。同僚との未公表の交際関係をめぐる不適切行為の報道を受けたもので、ムラティ氏は1月にX上で同社がゾフ氏と「袂を分かった」と表明し、CTO職の後任を立てると説明しています。
ムラティ氏とOpenAIの間には因縁もあります。2023年11月にサム・アルトマンCEOが一時解任された際、ムラティ氏が暫定CEOを務めた経緯があり、先の裁判ではアルトマン氏の発言を全面的には信用できないと証言しました。2024年に同氏が独立した際には、複数のOpenAI社員が後を追いました。
もっとも、ゾフ氏を含む3名はこの1月にそろってOpenAIへ戻りました。アプリ事業を率いるフィジ・シモCEOは当時、ゾフ氏らの復帰を歓迎する投稿をXに公開していました。短期間での再離脱は、OpenAIの人材流動の激しさを改めて浮き彫りにしています。