作家アトウッド氏、AIを「ごみを入れればごみが出る」と批判

一度きりの失望体験

Claude一度だけ利用
海外ドラマの情報を質問
返答が誤りだったと指摘
レビュー過多で結末を誤解と分析

データ品質への警鐘

LLMは学習データ依存
古い情報への盲信を懸念
業務利用でも検証必須
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『侍女の物語』で知られる作家マーガレット・アトウッド氏が2026年6月27日、ポルトガルで開かれた文学祭の対談で、生成AIについて「ごみを入れればごみが出る」と厳しく批判しました。同氏はAnthropicチャットボットClaude」をたった一度使った経験から、現在のAIに対する不信感を率直に語りました。

きっかけは、英国の探偵ドラマ「ファーザー・ブラウン」に関する情報を尋ねたことでした。アトウッド氏によれば、Claude誤った回答を返したといいます。同氏は「Claudeは間違った答えをくれた、あるいは嘘をついた。人間ではなく大規模言語モデルだから、嘘をついている自覚はない」と述べました。

なぜ誤答が生じたのか。同氏は、AIが大量のテレビ評を読み込んだものの、オンラインの批評は結末を明かさないため、誤った情報に誘導されたと分析しています。LLMは与えられたデータの質に依存するため、収集され公開済みで古くなった可能性のある情報に頼るのは賢明ではない、という指摘です。

アトウッド氏はAIに頼る人々にも手厳しく、安易な道を求める「ご都合主義者」と表現しました。一方で「ビジネス目的で使う人でも、AIは間違えるのだから確認しなければならない」とも語り、業務利用における検証の重要性を強調しています。経営者エンジニアにとっても、出力をうのみにしないという基本姿勢が改めて問われる発言と言えるでしょう。