Anthropicの秘密追跡発覚、AlibabaがClaude Code禁止
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米AnthropicがChatツールClaudeで中国の利用者を密かに監視する追跡機能を組み込んでいたことが2026年7月6日までに発覚し、波紋が広がっています。反監視を掲げてきた同社の姿勢と矛盾するとして批判が集まり、中国のAlibabaは先週金曜、従業員によるClaude Codeの業務利用を全面的に禁止しました。米中のAI覇権争いを背景に、企業の信頼性が問われる事態となっています。
Alibabaは社内メモで、Claude Codeにバックドアのリスクが新たに発見されたとし、総合評価の結果、セキュリティ上の脆弱性を持つ高リスクソフトの一覧に加えたと説明しました。South China Morning Postが報じたもので、同社はAnthropicのモデルから距離を置く動きを強めています。
Anthropicの追跡は、中国の主要なAI研究所とつながる利用者を検知する狙いがあるとされます。個人利用者は安価な回避技術で位置情報のブロックを容易にすり抜けられる一方、Alibaba のような企業はAnthropicの利用規約違反が発覚すれば法務・コンプライアンス上の重い責任を負いかねないと、関係者はReutersに語りました。
背景には、米中のAIモデルを巡る競争があります。一部の中国製オープンソースモデルは無料の米国製を上回る人気を集め、Fortune 500企業の経営者はより安価なAIを求めています。米国が中国による自国モデルの蒸留を遮断するのは技術的に難しく、割安な中国製の利用を妨げれば国内でも不評を買う恐れがあります。
こうした状況で、利用者の忠誠心はコストと性能を天秤にかけた損得勘定に左右されます。今回の追跡は「恐ろしい一線」を越えたとの見方もあり、最前線のモデルで中国に先行しようと競うAnthropicにとって、利用者の信頼喪失は事業の重大な痛手となりかねません。