ヌード化アプリへの誘導元、YouTubeが最多
被害と規制
1枚1ドルで生成可能
年間3600万ドルの収益推計
米ミネソタ州が全米初の禁止
出典:WIRED
詳細を読む
反過激主義団体ISDは7月13日公表の報告書で、同意なく人物を裸に加工する「ヌード化」アプリへの誘導が、4chanのような小規模掲示板ではなく主要SNSから生じていると指摘しました。2025年12月から2026年3月の間に、SNS経由でこうしたサイトへ570万件を超える訪問が発生したといいます。
最大の流入元はYouTubeで、全体の3割超にあたる182万件を占めました。「undress app」などの検索で表示される動画が、特定アプリの紹介や無料クレジットのプロモコードへの誘導に使われていたのです。2位はXで、130万件超の流入がありました。
ISDは、この実態がYouTubeの性的コンテンツ禁止方針と「直接矛盾する」と批判しています。同社は違反リンクも禁じていると説明する一方、報告書は方針が十分に運用されていないと指摘しました。
こうしたツールは1枚あたり1ドル程度で利用でき、業界全体で年間最大3600万ドルの収益を生むとの推計もあります。標的は元交際相手のほか姉妹やいとこにも及び、性的動機だけでなく失職を狙う嫌がらせ目的も多いといいます。
米国ではNCII(同意なき私的画像)を違法とする連邦法「Take It Down Act」が5月に完全施行され、48時間以内の削除を義務付けました。同月にはミネソタ州が全米で初めてヌード化アプリ自体を禁止しています。それでもアプリは拡散を続けており、ISDは制度と教育を含む横断的な対応を求めています。