SpaceX株、IPO価格まで下落し試験打ち上げへ

IPO価格を割り込む

水曜終値135ドル
上場後高値200ドル超から下落
6月上場で約860億ドル調達

変動と今後の試験

浮動株は全体の4%のみ
テック株全体の調整も影響
木曜にStarship試験打ち上げ
OpenAIらのIPOも注視
詳細を読む

宇宙開発企業SpaceXの株価が15日、IPO価格の135ドル付近まで下落しました。同社はイーロン・マスクCEOのもと6月12日に上場し、約860億ドルを調達したばかりです。当日は一時133ドルを割り込み、終値は135.27ドルとなりました。上場直後に200ドル超まで急騰した水準からの大幅な後退です。

株価は上場から1か月にわたり、ほぼ毎週値を下げてきました。上場直後にはAmazonMicrosoftに匹敵する時価総額をつけた時期もありましたが、その勢いは続いていません。変動の一因は、Nasdaqで取引される株式が全体のわずか4%にとどまる点にあります。

この小さな浮動株が、絶えず集まる注目と重なり、上場初月から激しい値動きを生んでいます。市場はマスク氏が掲げる壮大な事業構想に対し、冷静さを取り戻しつつあるようです。この動きはテック株全般の調整とも連動しており、SpaceXIPO後に発行した社債も値を下げています。

SpaceXの株価は、投資家がマスク氏の遠大な約束をどう評価するかを映す指標でもあります。同社のIPOは、AnthropicOpenAIといった大手が上場する道筋も整えました。両社はすでにIPOを非公開で申請しており、SpaceX株の行方がその成否を占う材料として注視されています。

同社は木曜、株価の耐久力を試すもう一つの局面を迎えます。上場後初となる大型ロケットStarshipの試験打ち上げです。5月のブースター故障以来の飛行で、開発途上ゆえに失敗も起こりうる「飛ばして、壊して、直す」手法をとっています。今回もブースターと上段の回収は予定せず、メキシコ湾で着水を模擬するため、いずれも爆発で終わる計画です。