PatreonがCloudflareでAI学習ボットを遮断

対策の転換

robots.txtから実力行使へ
Cloudflareで学習ボット遮断

強化の背景

2023年以降の巧妙化
新機能によるコンテンツ露出

効果と方針

週数千回からゼロ
送客型ボットは許可
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クリエイター向け会員制プラットフォームのPatreonは7月17日、インフラ大手のCloudflareと連携し、クリエイターの作品を無断で学習するAIボットへのアクセスを直接遮断すると発表しました。これまではrobots.txtでクロールしないよう「お願い」するにとどめていましたが、今後はCloudflareのAI Crawl Control技術を用いて学習用ボットを実力で締め出します。同意はスクレイパーの善意に依存すべきではない、という考え方が背景にあります。

対策を強化する理由は、AIスクレイピングが2023年に初期対策を講じた当時よりも巧妙になったためです。Patreonのペイウォールは長らく多くの有料コンテンツをクローラーから守ってきましたが、刷新したホームフィードやツイート風機能「Quips」など新たな発見機能の導入で、露出するコンテンツが増える懸念が生じていました。

今回の措置の効果は明確です。新機能をテストしたところ、個別のAI学習クローラーによる週あたりのアクセス試行は数千回からゼロへと激減しました。これは、スクレイパーがPatreonのrobots.txtを無視して無断で収集を続けていた実態を示しています。

ただしPatreonは、すべてのボットを一律に排除するわけではありません。ページを索引化し、ユーザーをPatreonへ送り返す情報整理を担うボットは、引き続き許可します。製品責任者のDrew Rowny氏は、クリエイターは自らの作品がAI企業にどう使われるかについて意味ある発言権を持つべきだと述べ、視聴者を増やしながら利用方法を自ら管理できる環境を目指すと強調しました。