Okta、AIエージェント防御のPermisoを約2億ドルで買収
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ID管理大手のOktaは7月30日、AIエージェントのセキュリティを手がける米国のスタートアップ、Permiso Securityを買収することで最終合意したと発表しました。Oktaは取引条件を開示していませんが、事情を知る関係者によると買収額は2億ドル弱で、ほぼ全額を現金で支払う構成です。企業がAIを業務に組み込むなか、人間以外のIDを守る需要の拡大を見込んだ一手です。
Permisoは2022年にステルス状態を脱したパロアルト拠点の企業で、クラウド環境でアクセス権を得た利用者やアプリの不審な挙動を検知するソフトを開発してきました。共同創業者は元FireEyeの幹部であるPaul Nguyen氏とJason Martin氏で、盗まれたIDを使ってクラウド基盤内を移動する攻撃の検知を得意としています。
同社は近年、監視の対象をAIエージェントや機械IDへと広げてきました。今年4月には、AIエージェントのスキルをサンドボックス環境で解析し、導入前に悪意ある動作を見つけるSandyClawを投入しています。
OktaのEly Kahn最高製品責任者は、Permisoが実績のあるIDの脅威検知・対応能力によって自社のIDセキュリティ基盤を拡張すると述べました。ID管理各社はログイン時の本人確認にとどまらず、利用者やアプリ、AIエージェントがアクセス権を得た後の行動を継続的に監視する方向へ軸足を移しています。
Permisoの調達総額は約2900万ドルで、2024年4月にAltimeter Capitalが主導した1850万ドルのシリーズAでは、企業価値がポストマネーで約8000万ドルと評価されていました。今回の買収額はその2倍超にあたります。取引は通常の完了条件を満たすことを前提に、Oktaの2027会計年度第3四半期に完了する見通しです。