Suno、MIDI搭載の音楽制作ツール新版公開
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音楽生成AI企業のSunoは8月13日、制作ツール『Studio』の最新版となるStudio 2.0を発表しました。最大の目玉はユーザーから最も要望の多かったMIDI対応で、単純な音声編集ツールから本格的なデジタル・オーディオ・ワークステーション(DAW)に近づく大型アップデートとなります。
MIDIデータは単なる打ち込みにとどまらず、AIへのプロンプトとしても活用できます。ユーザーが演奏したコード進行を基に、Sunoが音声化したりメロディーを展開したり、新たなB部分を作曲したりすることが可能です。加えて、トラックごとの音量やパンを曲全体で変化させるオートメーション機能も追加され、従来のDAWに近い操作性を実現しています。
Studioには新たにチャットボットも搭載され、歌詞やギターのフレーズを対話形式でリクエストできるようになりました。このチャットは制作中のセッション情報を把握しているため、「このボーカルをもっと良くして」と伝えるだけでリバーブや圧縮、イコライザーを自動で加えてくれます。歪みやディレイなど基本的な内蔵エフェクトも一式そろい、シンプルな音作りにも対応します。
さらに注目すべきは、チャット機能を使って独自のカスタムエフェクトを作成できる点です。ユニークなリバーブやブリックウォール圧縮、コーラス効果などを生成でき、ギター用AIエフェクトペダル『Polyend Endless』に似た発想といえます。作成したエフェクトはアカウントに保存され、後から繰り返し使うことができます。
一方で、Studioは現時点でサードパーティ製プラグインやVSTには対応しておらず、使用できるのは2オシレーターのウェーブテーブル方式による純正シンセサイザーのみです。ベータ版のチャット機能はさらに多くの作業を代行するようになっており、デモではSunoの担当者が音符の修正やMIDIのクオンタイズをチャットボットに任せるべきだと述べる場面もありました。ボーカルの音響処理をどう仕上げるかも、AIの判断に委ねる場面が見られます。