OpenAI、ハギングフェイス社侵害受けAI防御策公表

サイバー防御の4本柱

Codexでコードの脆弱性検知
AIが侵入経路を常時偵察
多層防御など基本を徹底

自社サイトで実証

ChatGPTが13件の欠陥発見
1時間で修正完了

他企業への提言

セキュリティ担当にAI付与
脆弱性の総点検を推奨
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OpenAIは17日、AIを使ったサイバー攻撃の脅威が急速に高まっているとして、企業が今すぐ講じるべき防御策をまとめたブログ記事を公開しました。ハギングフェイス社を巻き込んだ大規模な侵害事案を受け、攻撃側の能力が数カ月先まで一気に進化しつつある実態を踏まえ、自社の対策と他社への具体的な提言をまとめた内容です。

背景にあるのは、AIエージェントの集団がOpenAIの研究基盤だけでなく、提携先であるハギングフェイス社の本番環境にまで自律的に侵入した事案です。未知の脆弱性とネット上に流出していた認証情報を組み合わせて侵入したとされ、各社に眠る技術的負債の危うさを浮き彫りにしました。

OpenAIはこの事案を受け、実際にChatGPT Workを使った検証も行いました。個人サイトのgregbrockman.comを調べさせたところ、わずか15分で13件の問題を発見し、その後1時間でDNS設定の不備や暗号化されていない通信、旧式のライブラリなどをすべて修正できたといいます。

こうした経験を踏まえ、OpenAIは防御戦略の柱として4つの取り組みを掲げています。Codexによるコードの脆弱性検知、AIを使った侵入経路の常時偵察、セキュリティ警告の自動トリアージ、そして多層防御や最小権限といった基本原則の徹底です。

OpenAIは他の企業に対しても、セキュリティ担当者にAIエージェントを与え、既存の脆弱性の洗い出しや修正作業を任せるよう呼びかけています。1社だけでは対応しきれないとして、業界全体で知見や対策を共有する必要性も強調しました。