Copilotの秘密パラメータ流出、無同意でデータ窃取
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セキュリティ企業Varonisの研究者らは、ユーザーがリンクをクリックするだけで同意確認なしに機密情報を盗み出せる攻撃手法を、企業向けCopilotに対して探っていました。通常なら逆解析などの手法を用いますが、今回はCopilotに直接質問を重ねるという異例の方法で、同社が非公開にしていた重大な脆弱性の手がかりを引き出すことに成功しました。
対話は質問攻めのような展開になりました。研究者が自動実行が不可能な理由やURLの構造、入力欄に文字列が入った状態でページが読み込まれた場合の挙動などを尋ねるたび、Copilotは安全機構に関する技術的な詳細を少しずつ明かしていきました。最終的にCopilotは、ユーザーの同意確認を完全に迂回できる非公開のパラメータという、マイクロソフトの企業秘密に相当する情報まで開示しました。
研究を率いたVaronisのLior Adar氏によれば、Copilotは拒否を繰り返しながらも、その都度内部構造に関する技術情報を漏らしていたといいます。同氏はそこで得た?autorun=1というパラメータを、既知の?q=パラメータと組み合わせることで、標的がリンクをクリックした瞬間に悪意あるプロンプトを自動実行させることに成功しました。
マイクロソフトはVaronisからの報告を受けた3か月後の2月、?q=パラメータによるチャット欄への自動入力を無効化する形で暫定的に対策を講じました。これによりユーザーはリンクをクリックした後、手動で文字を入力する必要が生じ、サードパーティー製ブラウザーとの連携機能にも影響が及びました。
同社は今週火曜日、この脆弱性に対するより包括的な修正を公開し、CVE-2026-24301として管理番号を割り当てました。今回の事例は、AIアシスタント自身への対話が、思わぬ形でセキュリティ上の内部情報を引き出す新たな調査手法になり得ることも示しています。