Flock Safetyの警察向けAI、運転者特定・追跡も可能に
出典:WIRED
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監視カメラ大手のFlock Safetyが、警察向けに運転者を特定し車両を追跡できるAIツール「OS Investigate」を開発していたことが、米WIREDの調査で判明しました。同社はこれまで「個人を特定・追跡できない」と説明してきましたが、実際には全米6000以上の地域のカメラ網とAIを組み合わせ、行動パターンから容疑者を割り出す仕組みを備えていました。
このツールはかつて「Nightshift」と呼ばれ、69種類の定型プロンプトを備えています。警察官はメニューから質問文を選び、編集して送信するだけで、ナンバープレートの照会や逮捕歴、911通報記録、商用データベースへの一括検索が可能です。45種のAI機能が氏名や住所、家族関係まで割り出します。
特に懸念されるのが、特定の犯罪や人物を指定しない「パターン検索」です。特定地域を一定期間内に複数回通過した車両や、深夜に複数のガソリンスタンドを回った車両を一覧化できます。人種や体格、服装といった外見的特徴だけで人物を絞り込む機能もあり、令状なしに広範な監視が行われる恐れがあります。
ACLUの政策担当者は、多くの人が想像する以上にAIによる積極的な監視が進んでいると指摘します。専門家からは、令状なしで移動履歴を収集する行為が米最高裁の判例に抵触しかねないとの声も上がっています。
Flockはこの製品を一部の警察機関と試験運用中で、開発段階にあると説明しています。同社を巡っては、元交際相手の追跡など職員による悪用や、カメラの破壊行為が相次いでおり、批判が強まっています。それでも同社は評価額75億ドルに達する急成長を続けており、AIを活用した捜査支援の拡大を進める方針です。