企業の2割、AIエージェント暴走支出を制御不能

複数基盤への分散

85%が2基盤以上を併用
単一基盤利用はわずか15%
Microsoftが採用率で首位
Anthropicは検討候補で首位

費用管理に課題

2割が暴走支出を制御不能
3割が監視・デバッグ投資
4分の1が独自ゲートウェイで対策
2割は事後ログ頼みで即時停止不可
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米調査会社VentureBeatが企業107社を対象に実施した最新のVB Pulse調査で、AIエージェントの運用管理に関する課題が明らかになりました。企業の85%が2つ以上のオーケストレーション基盤を併用しており、中央値は3基盤という結果です。一方で回答企業の2割は、暴走したAIエージェントの支出をリアルタイムで止められないと回答しました。

具体的な利用状況を見ると、MicrosoftのAI Foundry/Copilot Studioが70%の企業で採用され、最も高い利用率を占めています。OpenAIのAgents SDKが68%で続き、AnthropicClaude Platformは47%でした。単一の基盤のみに絞って運用している企業はわずか15%にとどまっています。

今後についても流動的な傾向がうかがえます。回答者の53%は、2026年末までに制御の中心がハイブリッド構成になると予測しており、3分の2超の企業が年内に基盤の乗り換えを計画しています。次に検討する基盤としてはAnthropicClaude Agent SDKが43%でトップとなり、単一ベンダーへの依存を避ける動きが鮮明です。

費用面の課題も深刻です。セキュリティや権限設定への不安、ベンダーロックインへの懸念、可視性不足などが基盤選定時の主な障壁として挙げられました。支出管理では30%が基盤標準の予算上限機能を使う一方、25%は独自ゲートウェイを構築し、21%は事後ログ確認のみで即時停止の仕組みを持たないままです。

調査ではAIエージェントの成熟度についても聞いています。システムの51%以上が真の自律型オーケストレーションだと答えた企業は16%にとどまり、35%は自律的な処理がシステム全体の25%以下にとどまると回答しました。多くの企業がまだチャットボットに近い段階から抜け出せていない実態が浮き彫りになりました。