トランプ政権の半導体関税案にAI業界が反発

消費者物価への打撃

スマートフォン等の値上げ懸念
AI新製品の発売遅延も
米家計の負担増加を警告

関税緩和と業界反応

TSMC等の対米投資が条件に
ラトニック商務長官が主導

半導体不足の余波

2026年に市場1.6兆ドル予測
エヌビディアらに打撃の恐れ
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トランプ政権が半導体への関税導入を検討していることについて、米AI業界団体が強く反発しています。業界団体は書簡で、関税がスマートフォンやノートパソコンなど日常的なAI対応機器の価格を押し上げ、米国内の家計をさらに圧迫すると警告しました。

書簡は、消費者向け機器がAIを利用する主要な接点であると指摘し、価格上昇によって消費者が機器を買い控えれば、米国が主導しつつあるAI普及の勢いが失速しかねないと訴えています。新型AI搭載製品の発売時期が遅れる懸念も示されました。

トランプ政権内では、AI関連企業向けに一定の関税緩和を検討する動きもあります。関係者によると、緩和の条件として台湾積体電路製造(TSMC)など海外半導体企業による米国内への投資が想定されており、ラトニック商務長官がこの案を支持しているとされます。

政権は、年末商戦への影響や過去に関税免除で消費者の反発を和らげた経緯を踏まえ、関税を段階的に導入する案も検討していると見られます。急激な負担増を避ける狙いがあるようです。

背景には深刻な半導体不足があります。市場調査会社ガートナーは、需給逼迫による価格上昇を受け、2026年の世界半導体売上高が1兆6000億ドルに達するとの予測を発表しました。海外生産に依存するエヌビディアやAMDなどの米チップ設計企業は関税により打撃を受ける可能性がある一方、中国企業が関税を回避しつつ事業を拡大し、恩恵を受けるとの見方も出ています。