Google、Gemini 3.8と防御AIを公開

高速モデルの実力

エージェント処理の強化
入力100万トークン
据え置きのAPI価格
推論量の調整機能

防御特化モデル

脆弱性探索の自動化
CyberGymで86.2%
20言語で成功率70%超
信頼組織への限定提供
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Googleは2026年9月3日、エージェント業務や開発、多段推論向けの「Gemini 3.8 Flash」と、脆弱性の発見・修正に特化した「Flash Cyber」を発表しました。前者はGemini EnterpriseやAPIなどで提供を始め、後者は政府機関や重要インフラ運営者ら信頼できる防御側に限定展開します。Cyber版は防御側に専門家級の能力を届ける狙いです。

3.8 Flashの料金は入力100万トークン当たり0.75ドル、出力100万トークン当たり3.75ドルで、3.7 Flashの導入価格と同額です。入力枠は100万トークン、出力上限は6万4,000トークンで、テキストに加えて画像音声動画、PDFを扱えます。

利用者は品質、費用、応答時間に応じてモデルの処理量を調整できます。Googleは複雑な課題で推論手順を増やすため、性能を優先するとトークン消費が増える場合があると説明し、効率重視の用途では3.7 Flashも引き続き全面的に支援します。

評価では、3.8 Flashが金融や法律を含む複数の専門ベンチマークで前世代を上回り、Humanity’s Last Exam Verifiedで54.9%を記録しました。Arena.aiではAgent Arenaの14位、Text Arenaの7位となり、後者ではClaude Opus 5や3.7 Flashより上位でした。

Googleによると、Flash CyberはCyberGymで86.2%、AIの修正能力を測るCWE-Benchで47.2%を記録しました。同社の社内評価では20のプログラミング言語で脆弱性発見の成功率が70%超となり、Chrome脆弱性では大型商用モデルより正しい修正案を2.6倍多く生成したとしています。

GoogleはFlash Cyberを自社コードの防御に使う一方、攻撃への悪用を抑えるため、当初はFairwind Programを通じて信頼できる防御組織にだけ提供します。同モデルがChromiumとChromeに13年間潜んだ不具合を発見した事例もあります。大規模コードの点検費用で防御側が圧迫されるなか、Google開発者の修正作業を効率化できるとみています。