Besxar、SpaceXで軌道半導体工場を試作

宇宙での初回実証

軌道上の真空を製造に活用
初回試験で汚染抑制を確認

資金と開発計画

約1,400万ドルの調達
2年間の段階的な製法拡張

量産への条件

安価な宇宙輸送が前提
電力制御用ウエハーの供給
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宇宙半導体スタートアップのBesxarは、SpaceXFalcon 9ロケットを使い、軌道上の半導体工場を約12回の飛行で段階的に試作する計画です。TechCrunchが2026年9月9日に報じました。地上工場が巨額の費用をかけて清浄環境をつくる一方、同社は宇宙の真空を利用して先端半導体材料への汚染を抑え、効率的な製造を目指します。

最初の小型容器「fabship」2基は7月のStarlinkミッションで飛行し、打ち上げへの耐久性、ウエハー試料の汚染防止、真空への曝露を検証しました。1基では飛行データシステムが故障したものの、試料は地上に置いた比較用ウエハーより清浄で、粒子状物質も少なかったと同社は説明しています。

同社は元OpenAI社員のAshley Pilipiszyn氏が創業し、これまでに約1,400万ドルを調達しました。このうち900万ドルはDauntless VenturesとOverture VCが主導したシードラウンドです。

今後2年間はウエハーの加熱、単一材料の成膜、複数材料の成膜へと試験を段階的に進めます。評価用試料を生産できれば、データセンターロボット、電気自動車で電力を制御する先端半導体向けウエハーを大手チップメーカーに供給する構想です。

量産への最大の課題は、製品を地球へ十分な量で安く戻せる輸送手段です。1工場当たり数百枚から数千枚への拡大は、SpaceXのStarship実用化か、Rocket LabやStoke Spaceによる次世代ロケットの就航に左右されます。