数学者、OpenAIに未公開研究不使用の証明要求
疑念の発端
非ソフィック群の成果
未公開対話の利用懸念
先行研究の追記
説明の焦点
直接アクセスは否定
間接的影響は排除せず
研究現場への影響
開示と証拠の要求
秘密主義への懸念
出典:The Verge
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数学者Andreas Thom氏は2026年9月、OpenAIが発表した非ソフィック群の成果に、自身らの未公開研究やChatGPTとの対話が影響していない証拠を示すよう求めました。同社は成果がThom氏とGábor Kun氏の先行研究に大きく基づくと認めていますが、回答は対話への直接アクセスの有無に限られ、学習データへの混入という懸念を解消しなかったと同氏は主張しています。
OpenAIは当初、非ソフィック群に関する説明でThom氏とKun氏の最近の貢献を明記せず、数学界の批判後に記述を修正しました。Thom氏は、当時は明白でも有望でもなかった自分たちの手法を同社が詳細に把握していた点にも疑問を呈しています。
Thom氏がOpenAIの研究者に照会したところ、回答はチャット内容を推論時に直接参照できるかどうかを中心とし、モデル改善用データに入った可能性を説明しませんでした。同氏は、利用の有無を検証できるデータを持つのはOpenAIだけだとして、必要なデータセットや設定、利用条件の開示を求めています。
別のナビエ・ストークス方程式の成果でも、OpenAIは研究者やAIエージェントが特定ユーザーデータを見ていないと説明する一方、匿名化された利用データがモデル改善に寄与した可能性は排除できないとしました。Thom氏は、匿名化しても数学的アイデアの知的内容は残ると指摘しています。
未公開の研究が本人の同意や適切な説明、評価なしにモデル改善へ使われ、そのモデルが研究者との発表競争に投入されたなら倫理的に擁護できないとThom氏は述べました。研究者の間では、進展のうわさやAIとの対話まで競争を招くと考えれば、数学研究が一段と秘密主義に傾くとの懸念も出ています。