Microsoft、Copilotの著作物再現はまれと主張

大規模ログの検証

820万件の会話ログ分析
16語以上の一致5万9545件
書籍との30語以上一致は24回答

当事者の主張

実質的重複はCIR作品51件
公正利用を訴えるMicrosoft
NYTによる盗用との反論

訴訟の次段階

略式判決を求める申し立て
略式判決か審理継続か
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Microsoftは2026年9月4日、出版社や作家がOpenAIと同社を訴えた著作権訴訟の書面で、Copilotが記事や書籍をまとまって再現する例は極めて少ないと主張しました。著作物をAIの学習に使っても生成システムは原作と大きく異なる目的を持つとして、公正利用を認めて訴訟を早期に終える略式判決を裁判所に求めています。

Microsoftは証拠開示で、ニュース出版社側が雇った専門家Copilotの会話ログ820万件を提供しました。対象は原告サイトに関するキーワードを含み、原告作品を含む可能性が特に高いログで、同社によると、AIの根拠情報として使われたニュース内容と16語以上一致したものは5万9545件でした。

調査報道センター(CIR)側の専門家が「実質的な重複」と判定したのは51件でした。作家側の分析では30語以上一致する回答は24件、評価対象212冊のうち一致があった書籍は10冊だったと、Microsoftは説明しています。

一方、ニューヨーク・タイムズはMicrosoftの結論を否定しました。証拠開示で得た文書と証言は、MicrosoftOpenAIが報道を無断利用し、同紙のジャーナリズムを代替する商用製品を作ったことを示すと主張し、責任追及を続ける構えです。

Microsoftは、著作物を利用する学習と、異なる目的で使われる生成AIの出力を区別する必要があると訴えています。文章の一部をまれに再現しても、大規模言語モデルの学習が持つ「変容的な目的」は損なわれず、公正利用に当たるとの立場です。

出版社と作家の請求は、手続きを効率化するため1人の裁判官の下に統合されました。裁判官がMicrosoftの略式判決の求めを認めれば訴訟は早期に終わり、認めなければ審理が続きます。