中国政府、AnthropicのAI減速案に反発
出典:WIRED
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中国政府や同国のAI関係者は、Anthropicのダリオ・アモデイCEOが示した米中協調による先端AI開発の減速案に懐疑的です。WIREDが2026年9月16日に報じたところでは、中国側はAIの危険性そのものを否定せず、米国の技術的優位を広げてから交渉するという条件を対等でない提案と受け止めています。
アモデイ氏は、AIの進歩を国際的に調整するには中国との協力が必要だと主張しました。同時に、米国などの民主主義国が中国に対してできるだけ大きな開発上の優位を保つべきだとし、半導体の密輸や中国企業による無断のモデル蒸留への取り締まりを求めています。
中国外務省の報道官は、この提案を不安の扇動や対立、悪質な競争だと批判し、世界のAI協力を妨げると反発しました。中国政府はAIの開発と安全を同等に重視すると説明する一方、制御不能による人類規模の危機より、偽情報、サイバー攻撃、社会不安などへの警戒を強めています。
中国のAI業界では、低価格のオープンウェイトモデルを重視する傾向があり、先端AIが少数企業に集中することへの不信もあります。DeepSeekの研究者は公開した論考で、高度な知能は広く安価に利用できるべきだとし、AnthropicやOpenAIによる支配に懸念を示しました。
ただし、米中のAI安全協力が閉ざされたわけではなく、首脳会談に先立つ予備交渉も報じられています。両国にはサイバー脅威、高性能モデルの悪用、AIの予期しない挙動への共通懸念があり、専門家は対象を絞った協議と、互いの約束を確認できる履行検証の仕組みが進展の鍵になると指摘しています。