NvidiaとOracle、Vera基盤をOCIで提供
詳細を読む
NvidiaとOracleは2026年10月27日、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)でVera Rubin NVL72と単体Vera CPUの一般提供を開始しました。両社はSuperclusterも数ギガワット規模へ拡張する計画です。AIモデル用GPUと、エージェントのコード実行や情報検索を担うCPUを別々に増減できる構成で、計算資源の稼働率向上を狙います。
効率性を問う背景には、VentureBeat Intelligenceの7〜9月調査があります。従業員100人以上の組織などを対象とする218人の回答者のうち79%がGPU稼働率50%以下と答え、低稼働と答えた層の70%がプラットフォーム変更を予定していました。ただし自己申告であり、ハードウェア監査の結果ではありません。
Veraは、モデル呼び出しの周辺でエージェントを調整し、隔離環境でコードを実行し、データを処理するCPUです。Oracleはベアメタルサーバーと柔軟な仮想マシンで提供し、GPU基盤とは別にCPUサービスを配置できると説明します。Nvidiaはエージェント関連のCPU処理で主要x86製品より最大80%高速と主張しますが、OCI実機ではなくベンダーの基準試験です。
OpenAIは、エージェントのサンドボックス処理向けにVeraをOCI上の本番環境へ導入すると表明しました。Oracleは検索、分析、エージェント調整、GPU群管理も用途に挙げており、自社で基盤モデルを学習しない企業でも大量のエージェント処理があれば検討対象になります。一方、外部モデルAPIの利用が中心なら、大規模GPU枠を持つ合理性は限定的です。
OracleはIntel Xeonを使う8 GPUのRubin NVL8も計画していますが、現時点で一般提供済みなのはNVL72で、NVL8は予定段階です。導入企業は、同一のエージェント業務を現行環境とVera構成で比較し、成功率、処理時間、CPU・GPU消費量、モデルAPI料金を含むタスク完了当たりの総コストを測る必要があります。提供地域は今四半期に選定地域へ広げるとされ、利用可能なインスタンス、地域、容量、価格の確認も欠かせません。