Google調査、Geminiの個別指導と授業協働を検証

英国の数学指導

12〜15歳1100人超を10週間調査
AI指導の課題成績は人の指導並み
AI回答の専門家承認率95%
標準テストでは差を確認できず

イタリアの授業づくり

31校の教員1600人を調査
講義が38%減り協働学習が約3倍
授業参加率が77%から84%へ
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Googleは2026年10月29日、英国とイタリアの教育現場で実施したGemini関連の調査結果を公表しました。英国では12~15歳の生徒1100人超を対象に10週間の数学指導を比較し、AIによる個別指導の課題成績は人間のチューターと同程度でした。イタリアの31校では、Geminiを使った授業づくりと協働学習、教員の負担感を調べました。

英国の無作為化比較試験では、AIの回答を専門家が生徒に提示する前にリアルタイムで確認しました。AI回答の専門家承認率は前年の76%から95%に上がり、AIは約99%のセッションで答えを直接渡さず、生徒を導いたと報告されています。

AI指導を受けた生徒は、学習プラットフォームの課題や中間クイズで人間の指導を受けた生徒と同程度の成績でした。一方、10週間後の標準テストでは差が確認されませんでした。AI指導では解答に時間がかかり、1回の学習で解いた問題数が少なく、扱った範囲が狭まった可能性をGoogleは挙げています。

イタリアでは31校、教員1600人、13~18歳の生徒2万4500人超を対象に1年間調査しました。Geminiと授業を共同設計した教員の79%が、普段より創造的に授業を計画できたと回答し、利用しない場合の30%を上回りました。講義形式は38%減り、生徒主導の協働学習は約3倍になりました。

授業への生徒の参加率は77%から84%に上昇し、教員が生徒の関心を保つために自らの力に頼る度合いは66%低下したと報告されています。これらは特定の環境で得た調査結果であり、英国の標準テストでは効果が確認されていません。Googleは通年の追跡試験も検討しています。