NYT Cooking、AIでレシピ変更を試験
調理に合わせて調整
食材や調理器具を代替
人数に合わせて分量変更
変更案は利用者だけに表示
出典:The Verge
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米New York Timesは2026年10月、料理アプリ「NYT Cooking」で、AIを使ってレシピを個別に調整する機能の試験を始めました。食材や調理器具の代替案を示し、人数に応じて分量を変える機能で、手元の材料や調理環境に合わせて料理しやすくする狙いです。現在はiOS版の購読者に段階的に提供されています。
例えばケールをベビーほうれん草に替える場合、AIはほうれん草の方が早くしんなりするため、後の工程で加えるよう提案します。鍋やフライパンなど調理器具に合わせた調整にも対応し、変更後のレシピは非公開で、アプリ内で共有や公開はできません。
同社は機能の提供を徐々に広げ、性能を確認しています。NYT Cookingの購読者は試用できますが、現時点でAI機能そのものを無効にする設定はなく、編集者は利用は完全に任意だと説明しています。
一部の読者からは、AI利用による環境負荷や、従来のシンプルなレシピ体験が変わることへの懸念が出ました。NYT側は、すでに多くの会員が機能を試し良い結果を報告していると説明し、記事へのコメント欄は数日間開放した後に閉じたとしています。
NYT Cookingでは過去にも、米国式の体積単位をメートル法の重量単位に換算したり、分量を半分または倍にしたりする機能にAIを使ってきました。今回の試験は、生成AIを日常アプリに組み込む際、個別の利便性と利用者の信頼をどう両立するかを問う事例です。