Geminiが新AI画像モデルでApp Store首位獲得

導入事例マルチモーダル市場動向

ランキング勢力図の変化

米国iOSでChatGPTを抜き首位 (9/12)
世界108カ国でiPhone総合Top 5入り
Google Playでは26位から2位に急伸

DLと収益の爆発的成長

9月のDL数が前月比45%増を記録
Nano Banana導入後、新規ユーザー2300万人
iOS収益が1月比1,291%増を達成
詳細を読む

GoogleのAIチャットアプリ「Gemini」が、新画像編集AIモデル「Nano Banana」の導入により、モバイルアプリ市場で記録的な成長を見せています。特に米国iOSのApp Storeでは、長らく首位を維持していたOpenAIのChatGPTを抜き、トップの座を獲得しました。

Geminiは9月12日に米国App Storeで総合ランキング1位を達成し、現在もその座を維持しています。また、AndroidプラットフォームのGoogle Playでも、9月8日の26位から一気に2位まで躍進。AIアプリ市場の勢力図が大きく変化しています。

アプリインテリジェンス企業Appfiguresのデータによると、9月のダウンロード数は前月比45%増となり、わずか半月で1,260万ダウンロードを記録しました。さらに世界108カ国でiPhone総合アプリのTop 5に入るなど、グローバルな浸透が加速しています。

この成長の最大の要因は、ユーザーが複雑な画像編集やリアルな画像生成を容易に行えるようになった「Nano Banana」モデルへの高い評価です。同モデル導入後、新規ユーザーは2,300万人を超え、共有された画像は5億枚以上に達しています。

利用者の増加は収益にも直結しています。iOSにおけるGeminiの年間収益は630万ドルに達しており、特に「Nano Banana」がリリースされた8月の収益は160万ドルでした。これは1月と比較して1,291%もの大幅な伸びです。