Googleの教育AI、米1000大学で1000万人利用

教育現場でAI活用が加速

米国1000以上の高等教育機関が導入
利用学生数は1000万人を突破
MITやブラウン大学など名門校も採用
教育機関向けにデータ保護されたAIを提供

学習から就活まで支援

小テストや学習ガイドの個別生成
論文執筆のための情報要約・分析
証明写真や部屋の画像生成機能
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Googleは2025年10月28日、同社の生成AI「Gemini for Education」が、米国の1000以上の高等教育機関で導入され、1000万人以上の学生に利用されていると発表しました。学習支援から就職活動まで幅広く活用されており、教育現場におけるAIの浸透が急速に進んでいます。

導入機関にはマサチューセッツ工科大学(MIT)やブラウン大学といった名門校も含まれます。Googleは、教育機関向けにデータ保護を強化したAIツールを無償で提供しており、これが急速な普及を後押ししていると考えられます。

学生教員は、Geminiを用いて試験対策用の小テストを作成したり、研究プロジェクトで必要な情報を要約・分析したりしています。また、寮の部屋のデザイン案や就職活動用の証明写真を生成するなど、学業以外でのクリエイティブな活用も広がっています。

今後は、簡単な指示(プロンプト)だけでプレゼンテーション資料を自動で作成し、Googleスライドにエクスポートする機能などが追加される予定です。これにより、学生教員生産性はさらに向上すると期待されます。

Gemini for Education」と研究ノートツール「NotebookLM」は、教育機関が利用する生産性向上スイートの種類を問わず、無償で導入可能です。GoogleはAI人材育成も視野に入れ、教育分野でのエコシステム構築を急いでいます。