穴埋め式AI画像生成「Mixup」公開、元Google開発陣

穴埋め式でプロンプト不要

写真や手書きを高品質なAI画像に変換
Mad Libs形式で空白を埋めるだけ
GoogleNano Bananaを採用

共有と予測可能性を重視

他者の成功レシピを再利用可能
生成結果の予測不可能性を解消
友人の写真を加工できるMixables
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Things, Inc.は2025年11月21日、AI画像編集アプリ「Mixup」をiOS向けにリリースしました。元GoogleのJason Toff氏らが開発したこのアプリは、写真や落書きを基に、穴埋め形式のプロンプトを使って直感的にAI画像を生成できる点が特徴です。

既存の生成AIツールは適切な指示を考えるのが難しいという課題がありましたが、Mixupはこれを「レシピ」として共有可能にすることで解決しました。他者の成功事例をテンプレートとして利用できるため、ユーザーは創造的な負担なく高品質な画像を作成できます。

技術基盤にはGoogleの「Nano Banana」モデルを採用しており、元の画像の特徴を不気味にならずに維持することが可能です。また、生成結果とプロンプトをセットで表示することで、AI画像生成における出力の予測不可能性を低減させています。

ソーシャル機能も強化されており、フォローした友人の写真を素材として利用できる「Mixables」機能を搭載しています。現在は招待制で、無料クレジットを使い切った後はサブスクリプション形式での課金となります。