70超の人権団体、Metaスマートグラスの顔認識機能撤回を要求
出典:WIRED
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ACLUやEPIC、Fight for the Futureなど70以上の市民団体が、MetaのRay-BanおよびOakleyスマートグラスに搭載予定の顔認識機能「Name Tag」の撤回をマーク・ザッカーバーグCEOに求める書簡を送りました。この機能はAIアシスタントを通じて、装着者の視界にいる人物の情報を表示するもので、公共空間におけるプライバシーを根本的に脅かすと団体側は主張しています。
連合は、目立たない消費者向けアイウェアに搭載される顔認識は「製品設計の変更やオプトアウトの仕組みでは解決できない」と断じています。ストーカー、詐欺師、性犯罪者、連邦捜査官が見知らぬ人物を無断で特定できるようになる危険性を指摘し、機能の完全な廃止を求めました。
この要求の背景には、2026年2月にニューヨーク・タイムズが入手したMeta内部文書の存在があります。文書には、市民団体が他の問題にリソースを割かれている政治的環境を利用して機能をリリースする計画が記されており、連合はこれを「卑劣な行為」と非難しています。
Metaには顔認識をめぐる苦い前歴があります。イリノイ州とテキサス州の生体認証訴訟で約20億ドル、FTCのプライバシー制裁で50億ドルを支払い、2021年にはFacebookの顔認識タグ付け機能を廃止しました。さらに最近では、InstagramやYouTubeの設計責任を認定する判決や、セクション230の免責を否定するマサチューセッツ州最高裁の判断など、法的圧力は強まる一方です。