OpenAI、銃撃容疑者の未通報でカナダ地域社会に謝罪
事件の経緯と対応の遅れ
2025年6月にアカウント停止
銃暴力シナリオの記述を検知
通報見送りの社内判断
事件後にカナダ当局へ連絡
安全対策の強化と規制議論
通報基準の柔軟化を導入
カナダ法執行機関との直接連携
カナダ政府がAI規制を検討
州首相は「謝罪では不十分」と指摘
出典:TechCrunch
詳細を読む
OpenAIのサム・アルトマンCEOは、カナダ・ブリティッシュコロンビア州タンブラーリッジの住民に宛てた書簡で、銃撃事件の容疑者を法執行機関に通報しなかったことについて「深くお詫びする」と謝罪しました。同社は2025年6月、容疑者のChatGPTアカウントを銃暴力に関する記述を理由に停止していましたが、警察への通報は見送っていました。
容疑者のジェシー・バン・ルートセラーは18歳で、8人を殺害した銃撃事件の容疑者として特定されています。ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、OpenAI社内では警察への通報が議論されたものの、最終的に通報しないという判断が下されました。同社がカナダ当局に連絡したのは事件発生後のことでした。
アルトマン氏は書簡の中で、タンブラーリッジのダリル・クラコウカ市長やブリティッシュコロンビア州のデイビッド・エビー首相と協議し、「公式な謝罪が必要」との合意に至ったと説明しています。一方、エビー首相はX上の投稿で、謝罪は「必要だが、家族への壊滅的な被害に対して著しく不十分だ」と述べました。
OpenAIは再発防止策として、アカウントを当局に照会する基準をより柔軟にする方針を発表しました。また、カナダの法執行機関との直接的な連絡窓口の設置も進めています。カナダ政府はAIに関する新たな規制を検討していますが、最終的な決定には至っていません。