SnapとPerplexityが4億ドルのAI検索提携を解消

提携解消の経緯

4億ドル規模の契約を円満解消
本格展開の方針で合意に至らず
Q1決算で売上見通しから除外
一部ユーザー向けテストで終了

Snapの現状と戦略転換

DAU4.83億人で前年比5%増
AR眼鏡Specsへの投資を継続
4月に全従業員の16%を削減
AI活用による組織効率化を推進
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Snapは2026年5月6日、第1四半期決算の発表に合わせて、AI検索企業Perplexityとの提携を解消したことを明らかにしました。この契約は2025年11月に発表されたもので、PerplexityのAI検索エンジンをSnapchatに直接統合し、Perplexityが1年間で現金と株式合わせて4億ドルをSnapに支払う内容でした。

Snapによれば、両社は第1四半期中に「円満に関係を終了」したとのことです。契約発表当初、Snapは2026年から売上への貢献を見込んでいましたが、今回の決算では「Perplexityからの貢献を見込まない」としています。PerplexityのAI検索はSnapchatのチャット画面に統合され、一部ユーザーでテストされていましたが、本格展開に向けた方針で合意に至らなかったことが2月時点で示唆されていました。

Snapの業績自体は堅調です。SnapchatのグローバルDAUは前年比5%増の4億8300万人、MAUも5%増の9億6500万人に達しました。CEOのエヴァン・シュピーゲル氏はDAUの成長回復、売上成長の加速、マージン拡大、そして強いフリーキャッシュフローを強調しています。

一方で、Snapは4月に全従業員の約16%にあたる約1,000人のレイオフを実施しており、その理由としてAIの進歩を挙げています。シュピーゲル氏はAR眼鏡「Specs」とインテリジェント・アイウェアへの長期投資に注力する姿勢を示しており、Perplexityとの提携解消は、Snapが外部AI企業との大型契約よりも自社戦略を優先する方向へ舵を切ったことを示唆しています。