Google AI Studioで素人が午後3本のAndroidアプリを作成

プロンプトから実機へ

148語の入力で10分後に実機動作
USB接続以外は全自動のビルド
バグ修正も会話で即座に反映

品質と限界の現実

生成ゲームは1分でクリア可能な低品質
カロリー計算アプリはデータ精度に難
無料枠の上限到達で課金を促される
任天堂風ゲームも生成可能だが頻繁にクラッシュ
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The Vergeの記者Sean Hollister氏が、Google AI Studioのバイブコーディング機能を使い、1日の午後だけでAndroidアプリ3本を開発した。ブラウザ上でプロンプトを入力し、USB接続したPixelスマートフォンにインストールするまでわずか10分。コーディング経験がなくても動作するアプリが手に入る時代の到来を実感させる体験記です。

最初に作成したのは「MOOD」というDoom風テキストアドベンチャーゲームです。Geminiプロンプトから自動補完で仕様を膨らませ、20分後には実機にインストール完了しました。バグ報告をチャットで伝えると、修正版が即座にビルドされ、ゲームの中断箇所からそのまま再開できるシームレスさが印象的だったと記者は述べています。

一方で生成されたアプリの品質には明確な限界がありました。テキストアドベンチャーは全11部屋で攻撃連打だけでクリアでき、「秘密」も光るボタンとして露出するなどゲームデザインは稚拙です。カロリー計算アプリは「ボバミルクティー」を「牛乳」と誤マッチし、カロリーを大幅に過少表示する問題が発覚しました。

マリオ風の横スクロールゲームも試みましたが、パワーアップブロックに触れると必ずクラッシュし、2本目の土管を越えられない致命的な不具合をGeminiは解消できませんでした。同僚が作ったワークアウト記録アプリは実用レベルだったものの、無料枠の上限に達すると課金を求められる点も摩擦として残ります。

記者は「バイブコーディングで作ったゲームが低品質なのはむしろ安心材料」と率直に語り、プロの開発者への敬意を示しました。個人用ツールとしての可能性は認めつつも、現時点では品質保証やデータ正確性に人間の検証が不可欠であるという冷静な評価です。