ベゾスのAI新興企業、120億ドル調達

巨額調達と評価額

追加調達120億ドル
評価額410億ドル
従業員約150人体制
JPモルガンなどが出資

汎用エンジニア構想

目標は汎用エンジニア
ロボや創薬に応用
計算資源へ重点投資
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アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏は2026年6月11日、共同で率いる新興企業プロメテウスが追加で120億ドルを調達したと明らかにしました。同社の評価額410億ドルに達し、ニューヨーク・タイムズやCNBCに対し事業の詳細を語りました。物理的な製品の設計を支援するAIツールの開発を目指す構えです。

今回の資金はJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックス、ブラックロックなどに加え、ベゾス氏自身も拠出しました。昨年の初回調達62億ドルに続くもので、累計の調達規模は大きく膨らんでいます。同社の従業員は現在およそ150人で、共同最高経営責任者にはアルファベット傘下の医療研究組織ベリリーを共同創業したヴィク・バジャジ氏が就いています。

ベゾス氏は事業の中核を汎用エンジニアの実現と表現しました。同氏は「すべての社会的な富は発明によって生まれる」と述べ、6000年前の鍬や後の蒸気機関を例に挙げました。プロメテウスはこの発明の循環を大幅に加速させる一連のツールを提供したい考えです。

対象となる分野はロボット創薬、製造など多岐にわたります。ベゾス氏は自身が率いる宇宙企業ブルーオリジンを引き合いに出し、ロケットエンジンのような高度な機器を作る企業ほど恩恵が大きいと語りました。物理的な世界へ深層学習の原理を応用するフィジカルAIを軸に据えています。

巨額調達の背景には、膨大な計算資源の確保があります。ベゾス氏は「私たちの取り組みは非常に計算負荷が高く、そのためのデータを生み出す必要がある」と説明しました。資金の多くは計算資源の購入に充てられる見通しで、データ自体を自ら作り出す方針です。