司法省がxAIの無許可ガスタービンを擁護

司法省の主張

xAI擁護の意見書を提出
Grokを軍事作戦支援AIと位置付け
操業停止は安全保障を損なうと主張

訴訟と規制の争点

NAACPが無許可操業を提訴
タービンは計57基に増加
移動式扱いで規制回避との主張
連邦法違反との反論

健康への影響

PM2.5など3大汚染物質の増加
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米司法省は6月15日、メンフィスのデータセンター無許可のガスタービンを稼働させるxAIを支持する意見書を提出しました。NAACP(全米黒人地位向上協会)が操業停止を求めて起こした訴訟への介入で、司法省は原告勝訴となれば「人工知能イノベーションへの電力供給を断ち、米国の国家・経済・エネルギー安全保障を損なう」と主張しています。

司法省は意見書で、xAIGrokが「ミッションクリティカルな作戦」を支える4つのAIモデルの一つだと位置付けました。具体例として、最近のイランへの攻撃を含む国防総省(Department of War)の軍事作戦を挙げ、データセンター電力供給を安全保障上の問題として扱っています。

訴訟の発端は2025年6月にさかのぼります。NAACPはColossusおよびColossus 2データセンターで使われる「移動式」ガスタービンの停止を求めてきましたが、その後もxAIはタービンを増設し、総数は57基に達しました。

xAIはタービンがトレーラーに載ったままであることを理由に、ミシシッピ州の大気汚染規制から1年間免除されると主張しています。一方、原告側のSouthern Environmental Law Centerは、トレーラー搭載のタービンも固定発生源とみなされ規制対象になるとする連邦法に違反していると反論しています。

NAACPは、もともと全米有数の汚染地域であるこの地区が、データセンター稼働後にさらに大気質が悪化したと訴えています。タービン増設に伴い、PM2.5・ホルムアルデヒド・窒素酸化物(NOx)の3大汚染物質が増加し、いずれも喘息や心血管疾患との関連が指摘されています。

現在SpaceX傘下となったxAIは、今後さらに発電機を購入する見通しです。SpaceXIPO申請書類によれば、同社は今後3年間で28億ドル相当のガスタービンを追加購入する計画で、うち少なくとも20億ドルが「移動式ガスタービン」に充てられるとしています。