カッチャー氏がSound退任、AIインフラ特化の新VC設立

退任の経緯

俳優兼投資家カッチャー氏が退任
共同創業のSound Venturesから独立
投資段階を巡る方針の相違
退任後も助言役として関与

新ファンドの狙い

a16zベラー氏と共同創業
アーリーステージへの初期投資
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俳優で投資家のアシュトン・カッチャー氏が、11年前にゲイ・オセアリー氏と共同創業したSound Venturesを退き、新たなVCファンドを立ち上げます。米ウォール・ストリート・ジャーナルが報じました。新ファンドはモーガン・ベラー氏との共同創業で、社名はまだ公表されていません。

共同創業者のベラー氏は、直近までシード特化VCのNFXでゼネラルパートナーを務めた人物です。かつてはメタで暗号資産プロジェクト「Libra」を共同で率い、著名VCアンドリーセン・ホロウィッツでも約3年間パートナーを務めました。豊富な経験を持つ実力者と言えます。

今回の退任は、Sound Venturesの不振を示すものではありません。同社はBrexやGustoに出資したほか、OpenAIAnthropic、フェイフェイ・リー氏のWorld Labsにも早期投資してきた実績があります。退任の背景には、どの成長段階のスタートアップを狙うかという方針の違いがあったとされます。

注目すべきは、この分裂がAIマネーの次の行き先を映す点です。Soundが有力AIラボへの集中投資で名を上げたのに対し、カッチャー氏の新ファンドはそれらを支える基盤層、すなわちインフラエネルギーを狙う構えです。両氏はAIインフラエネルギー、ディープテック分野へのアーリーステージ投資に注力します。

退任後もカッチャー氏はSound Venturesの助言役を続け、オセアリー氏とゼネラルパートナーのエフィー・エプスタイン氏が新ファンドに助言する体制です。円満な関係が保たれていることがうかがえます。