Google、6月のAI新機能を総括

開発者向けモデル

ノートPC上で動くGemma 4 12B
画像モデルNano Banana 2 Lite

生活と学習の刷新

Android 17と新Pixel機能
70言語超のライブ翻訳
NotebookLMが図表生成に対応

研究と社会貢献

河川洪水を7日前に予測
英国AI活用率73%に倍増
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Googleは7月1日、2026年6月に発表したAI関連の新機能や研究成果をまとめた月次総括を公開しました。ノートPC上でローカル動作する新モデルや、Android 17の刷新、教育・防災分野への応用まで、幅広い領域での進展を一挙に振り返る内容です。経営者エンジニアにとって、同社のAI戦略の全体像を把握できる資料といえます。

開発者向けでは、Gemma 4 12Bが注目されます。わずか16GBのメモリでノートPC上で動作し、視覚と音声処理を単一のアーキテクチャに統合したオープンモデルです。加えて、Gemini 3.5 Flashにはデスクトップやブラウザを横断して操作するコンピュータ操作機能が組み込まれ、企業向けの継続的なソフトテストなど長時間タスクの自動化を後押しします。画像生成では最速かつ最も費用効率の高いNano Banana 2 Liteも登場しました。

生活領域ではAndroid 17が中核です。フローティングウィンドウによる多重作業や、生体認証で紛失端末をロックする機能を搭載し、まずPixel端末から順次展開されます。さらにGemini 3.5 Live Translateは70を超える言語を自動検出し、話者の抑揚を保ったまま near-real-time の音声翻訳を実現します。多言語の会議や旅行での言語の壁を大きく下げる技術です。

教育分野では、NotebookLMが高度な推論やコード実行環境を備え、図表やスライドを生成できるように進化しました。Geminiアプリの学習ノートは、小テストで弱点を特定し、個人に合わせた教材を組み立てます。シエラレオネでの実証研究を通じて、AIが教育の実効的なパートナーになり得るかを検証している点も特徴です。

社会貢献の面では、防災と業務効率化が目立ちます。更新された予測モデルは河川洪水を7日前に予測し、山火事の境界を衛星で追跡します。英国では、AIを使った自治体の計画審査プロトタイプが住宅申請の処理を半減させる可能性を示しました。同社の調査によると、英国職場でのAI活用率は前年の34%から73%へと倍増し、深く使う層ほど昇進や昇給につながる傾向が見られました。