GitHub越境協働が四半期16%増で過去2番目

協働の加速

越境協働が16%増
2020年以降過去2番目の伸び
協働・pushでEU首位

地域別の動き

リポジトリ増はインド首位
制裁緩和後シリア急伸
シリア学生8000人に特典配布

維持者への支援

貢献急増で維持者に負担
PR上限や操作制限機能
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GitHubは7月7日、開発活動の統計「Innovation Graph」の2026年第1四半期版データを公開しました。ある経済圏の開発者が別の経済圏の公開リポジトリへ送るpushやプルリクエストの合計を示す「越境協働」は、2025年第4四半期から16%増加し、2020年以降で2番目に高い四半期成長率を記録しました。世界の開発者コミュニティが過去にない速さで拡大していることを示す内容です。

最も高い成長率は、多くの人が在宅で計算機に向かった2020年第2四半期の21%でした。3位は2023年第1四半期の9%で、ある研究所がChatGPTを公開しバグ報告を促した直後にあたります。今回の16%はこれに次ぐ水準で、平時としては際立った伸びといえます。

経済圏別に見ると、越境協働とpushの件数はいずれも欧州連合(EU)が首位に立ちました。一方、リポジトリ数の四半期成長ではインドが最上位となり、地域ごとに異なる発展の軌跡が浮かびます。GitHubは基となるデータセットを公開し、経済成長の測定など各自の分析に活用するよう促しています。

注目点の一つがシリアの急成長です。制裁と輸出規制の緩和を受けてGitHubが2025年第4四半期に同国での機能提供を広げたことが背景にあり、特に開発者数が大きく伸びました。過去6か月で8,000人超の認証済みシリア人学生に、学生向け特典パックを提供したといいます。

協働の拡大は恩恵を生む一方、貢献量の急増が一部コミュニティの維持者(メンテナー)に負担を強いている点も同社は認めています。対策として、書き込み権限のない利用者が同時に開けるプルリク数の上限設定や、依頼作成を協力者に限定する制御、一時的な操作制限などの機能を投入しました。大規模なプルリクの差分表示を最大67%高速化するなど、性能改善も進めています。