Apple、中国でAI解禁 Alibaba製Qwen統合
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米AppleのAI機能「Apple Intelligence」が、中国で提供可能になります。ロイターの報道によると、中国のインターネット規制当局である国家インターネット情報弁公室(CAC)が7月15日、AlibabaのAIモデル「Qwen」を組み込む形でAppleのAIサービスを承認しました。対象はiOS、iPadOS、macOS、visionOSと、主要OS全般に及びます。
この承認は、Appleにとって重要市場でのAI展開を前進させる一歩となります。Apple Intelligenceは2024年に他地域で提供が始まっていましたが、中国では規制対応の遅れから投入できずにいました。今回Qwenとの統合が認められたことで、その空白がようやく埋まる見通しです。
Alibabaはこの内容をCNBCに認め、Qwenが「Apple Intelligenceの体験に統合される」と説明しました。統合ではテキストと画像の理解・生成といったAI機能が対象になるとしています。ただし提供開始の具体的な時期は明らかにしていません。
Appleはこれまで、AlibabaではなくBaiduとの提携を模索したものの、中国向けのモデル調整で問題に直面したと報じられています。DeepSeekやByteDanceのモデルとの統合も検討したとされ、こうした試行錯誤が中国投入の遅れにつながりました。最終的にAlibabaとの連携で決着した形です。
背景には、中国事業の好調があります。第2四半期の中華圏売上は前年比28%増の205億ドルに達し、値引き施策を追い風にiPhoneは中国スマホ市場で2位の座を取り戻しました。今回のAI承認は、この勢いをさらに後押しする材料となりそうです。
市場も好感を示しました。提携報道を受けてAlibabaの米国株は寄り付き前に4%上昇し、記事公開時点では6%超の上げ幅となっています。中国のAI市場でAppleと組む意義が、投資家に評価された格好です。