Agility、Tesla近くに人型ロボ訓練拠点開設
事業と戦略
契約受注3億ドルを確保
30社超が導入協議中
秋にバージョン5公開予定
年内に人型ロボ専業で初上場
出典:TechCrunch
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米人型ロボット企業Agility Roboticsは7月17日、カリフォルニア州フリーモントに約6万平方フィートのロボット訓練施設を開設すると発表しました。同施設は、Teslaが人型ロボ「Optimus」の製造を今年始める工場のすぐ近くに位置します。狙いは、主力機「Digit」の企業導入を加速させることにあります。
Agilityの強みは、すでに現場で稼働する実機を持つ点です。同社のロボット「Digit」は、Amazonやトヨタのカナダ工場など複数の顧客の倉庫や製造現場で、荷物用のコンテナを運搬し収益を生んでいます。同社は受注済みの契約が3億ドルに達したとしています。
新施設は、身長約1.8メートルのDigitが実際の現場に近い環境で新しい作業を学ぶ場となります。ペギー・ジョンソンCEOによると、30社超が導入を協議中です。この秋には人を感知できるバージョン5が公開され、人と同じ空間での作業が可能になる見込みです。
AI活用について同社は慎重な姿勢を取ります。共同創業者は、安全に関わる制御は生成AIに任せず、別の経路を通すべきだと語ります。一方でAIは、ロボットに多様な作業を教えるスケールの実現に役立つとします。Agilityは家庭用ロボには当面参入せず、製造・物流に集中する方針です。
同社は現在、株式公開に向けた逆さ合併を進めており、年内にも人型ロボ専業として初の上場企業になる見通しです。2015年設立のAgilityは、FigureやTeslaなど後発勢に対する先行者としての優位を生かそうとしています。