Google、全絵文字を3Dモデル化しオープンソース公開
3Dオープンソース化
全3,977種を3Dモデル化
業界初の.OBJ形式提供
VR・アプリ向け自由改変可
設計と使いやすさ
大規模ユーザー調査を実施
全身の動物が高評価
AIコントラストツール導入
濃い肌色の視認性改善
出典:Google公式
詳細を読む
Googleは世界絵文字デーの7月17日、同社の絵文字全3,977種を刷新し、3Dモデルとして公開したと発表しました。新シリーズ「Noto Emoji 3D」は、平面のピクセルから立体へ移行した業界初の取り組みで、原データである.OBJファイルをオープンソースで提供します。開発者や利用者はこれを使い、VR空間やアプリ、独自のミームを自由に制作できます。
今回の刷新の背景には、絵文字の使われ方の変化があります。Gboardの分析によると、長年首位だった「うれし泣き」(😂)は2025年に順位を落とし、より強い感情を表す「大泣き」(😭)や「爆笑」(🤣)が上位に浮上しました。Googleは誇張やドラマ性を好む現代のネット文化を反映し、表現の幅を広げる必要があると判断しています。
設計にあたり、同社は大規模なユーザー調査を実施しました。その結果、利用者は浮いた頭部よりも全身の動物を好むこと、小道具を加えると理解度が下がること、ウインクの向きを変えるだけで意図が誤って伝わる恐れがあることなどが判明しました。立体化では「笑顔の裏側はどう見えるか」といった、これまで考える必要のなかった構造的な課題にも直面したといいます。
アクセシビリティ面では、ダークモードで見えにくい濃い肌色の絵文字が課題でした。同社はこれに対し、各絵文字をピクセル単位で解析するAI活用のコントラストツールを開発し、比率が低い箇所を検出して改善案を提示する仕組みを導入しています。言語は共有されて初めて生きるとして、Googleは利用者に自由な改変を呼びかけています。