AmazonがAlexa Plusを更新、複雑な家電操作に対応

スマート家電連携

複数メーカー機器の自動振り分け
洗濯機の最適設定音声選択
新AI開発キットで接続容易化

外部サービス拡大

MCP採用で連携幅拡大
Priceline等が年内参加
Amazon Wallet決済にも対応
詳細を読む

Amazonは2026年7月23日、AIアシスタントAlexa Plus」の大型更新を発表しました。今回の更新では、BoschやiRobot、Whirlpoolなど複数メーカーのスマート家電と新たに連携し、利用者の要望を適切な機器へ自動的に振り分けることが可能になります。Amazonが公開した新しいAI開発者向けツールキットが基盤となり、これまで対応できなかった独自機能を持つ機器も接続しやすくなる点が特徴です。

具体例としてAmazonは、洗濯機を使う場面を挙げています。利用者が「子どものサッカーユニフォームをしっかり洗いたいが、タグには冷水洗いのみと書いてある」と話しかけると、Alexa Plusが洗濯機のコース設定を自ら操作し、最適な設定を選び出します。従来は単純な指示にとどまっていた操作が、より複雑な文脈を踏まえた対応へと進化した形です。

Alexa Plusは2026年2月に本格提供が始まった刷新版アシスタントで、複数の手順を要する依頼や音声でのルーティン作成に対応してきました。ただし連携先はTicketmasterやUber、OpenTableなど一部のサービスに限られており、対応範囲の拡大が課題となっていました。

この課題に対しAmazonは、AIモデルを外部システムと接続する業界標準「Model Context Protocol(MCP」を採用します。これによりCanvaやHeadspace、Priceline、Lyftなど多くの企業が年内に連携を始める見込みです。例えばPricelineでは、Alexa Plus上でホテルを比較して旅行を予約できるようになります。

さらにPricelineやFandango、Taskrabbitなどは、Amazon Walletを通じた決済にも対応する予定です。音声アシスタントが情報の案内から予約、支払いまでを一貫して担う流れが強まっており、Amazon開発者の参入障壁を下げることで対応サービスの裾野を一気に広げる狙いです。