Google、巨額AI投資で初の現金収支マイナス
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米Googleは2026年4-6月期(第2四半期)決算で、AIインフラへの巨額投資により、同社として初めてフリーキャッシュフローがマイナスに転じたと発表しました。総売上高は1198億ドルとアナリスト予想を上回る好調ぶりでしたが、四半期のAI関連投資が449億ドルに達し、営業活動で稼いだ現金を上回りました。増収にもかかわらず、発表後に同社株は下落しました。
売上の内訳を見ると、中核の検索広告が633億ドルと最大の柱です。クラウド事業のGoogle Cloudは248億ドルで、前四半期比23.8%増と急伸しており、AIサービスへの旺盛な需要を映しています。このほかサブスクリプション・端末部門が129億ドル、YouTube広告が111億ドルを稼ぎました。
問題は支出の膨張です。Googleは当初、2026年通期の設備投資を1800億〜1900億ドルと見込んでいましたが、今回これを最大2050億ドルに引き上げました。2025年の投資額910億ドルと比べると2倍以上の水準で、AIモデルを支えるデータセンターの建設・運用に資金を投じ続けています。
営業キャッシュフローは投資などの非現金収益を除くと約391億ドルで、前年同期比40%増と決して悪い数字ではありません。しかし第2四半期のAI関連支出449億ドルがこれを上回った結果、フリーキャッシュフローはマイナス58億ドルとなりました。売上や利益が伸びる一方で、手元に残る現金が初めて赤字に沈んだ格好です。
投資家が警戒するのは、AI投資の回収時期が見通しにくい点です。増収を続けても現金創出力が投資に追いつかなければ、株主還元や財務の自由度に影響しかねません。他の巨大テック企業も同様にAIインフラへ資金を注いでおり、投資競争の持続性が今後の焦点となりそうです。